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インドメタシン製剤
?@インダシン(カプセル25mg)
?AインテバンSP(徐放カプセル25mg)
強力な鎮痛、消炎作用のほか、解熱、抗リウマチ作用を示す。?Aは鎮痛効果の延長をはかったものである。
適応:捻挫や骨折などの外傷痛、腰痛、関節痛、痛風発作、筋肉痛、神経痛、歯痛など。
用法:?@?A1回量25mg(1錠)、1日1−3回服用。食事直後か食事中に服用する。食間に服用する場合は、軽い食べ物、ミルク、あるいは制酸剤とともに服用して、副作用の防止に努める。
注意:1. 胃・十二指腸潰瘍の人は服用してはならない。
2. 胃痛、かゆみ、発疹、全身浮腫などのほかに、消化性潰瘍の発生に注意する。頭痛、めまい、肝臓障害や腎臓障害を起こすことがある。
3. 胃の障害を起こしやすい人は、坐薬を使用するとよい。その場合も副作用の発現に注意する。
保管:密閉容器。

 

配合剤
?@ナロンエース(錠)
?Aイブ(錠)
?B新セデス(錠)
?Cベンザエース(カプモル)など。
?@?A?Bは解熱鎮痛剤、?Cには抗ヒスタミン剤・カフェイン・鎮咳剤なども配合されている。
適応:?@?A?Bは頭痛、歯痛、捻挫・打撲痛、骨折痛、筋肉痛、腰痛、神経痛、発熱時の解熱など。?Cはいわゆる総合感冒薬で、かぜの諸症状(鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛)に有効。
用法:?@?A?B1回量2錠。1日3回食後に服用。?C1回量3カプセル、1日3回食後に服用。
注意:食欲不振、むかつき、胃痛などが現れることがある。

 

<末梢神経系用薬>
鎮けい剤
アトロピン系製剤
?@ブスコパン(錠10mg)
?Aスパリコン(錠10mg)
胃、腸、胆のう、尿管、膀胱などの痙れんをやらげて、痛みを除く。
適応:尿路結石、胆石、腸せん痛、胃炎、腸炎、胆のう胆管炎、膀胱炎などにおける鎮痛、ならびに機能亢進の解除。
用法:1回量10−20mg(1−2錠)、1日3−5回服用。
注意:1. 物が二重に見える(複視)、頭痛、発疹、起立性低血圧、一過性頻脈のほかに、口渇や排尿障害もある。
2. 服薬中は危険な作業に従事しない。
3. 服薬が困難なときは、坐薬がある。その場合も副作用に注意する。
保管:室温保存。

 

〈循環器官用薬>
血圧降下剤
カプトプリル
?@カプトリル(錠12,5mg)
?Aレニベース(錠2.5mg)
血圧を上昇させる物質の産生を妨げ、末梢血管を拡張して、高血圧を正常血圧に導く薬である。
適応:高血圧(本態性高血圧ならびに腎性高血圧)
用法:?@1回量12.5−25mg(1−2錠)、1日3回服用。?A1回量5mg(2錠)、1日1−2回服用。
注意:主な副作用は、から咳、発疹、かゆみであるが、そのほか頭痛、めまい、食欲不振、下痢などもみられる。
保管:室温保存。

 

 

 

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